聖書箇所:第二歴代誌13章1節~5節他
「塩の契約」から、神の契約がどのようなものであるかを学びましょう
1.不変の契約
たとえ山が移り、丘が動いても、わたしの真実の愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない。イザヤ書 54章 10節
塩は決して腐敗することのない物質です。そのような性質から、不変また永遠を象徴するものとして用いられます。神様の私たちに対する祝福の契約、平和の契約、愛の契約は決して変わることがありません。私たちの信仰はその神の約束に根ざします。この約束の言葉に固く立ってこそ、私たちは勝利を得ることができることを覚えましょう。
2.聖別の契約
あなたがたは、わたしにとって聖でなければならない。主であるわたしが聖だからである。レビ記 20章 26節
塩はそれ自身が腐敗しないだけでなく、その影響によって他の物の腐敗を防ぐこともできます。故に塩はこの世の腐敗から人間を守る神の力を象徴とされます。「約束によってあなたがたが、欲望がもたらすこの世の腐敗を免れ、神のご性質にあずかる者となるため」(Ⅱペテ1:4)とあるように神の契約(約束)は聖別の契約と捉えることもできます。
3.生命(いのち)の契約
キリストは新しい契約の仲介者です。それは...約束された永遠の資産を受け継ぐためです。ヘブル人への手紙 9章 15節
神の決して変わることのない契約の中心的事柄、その目的は、神に属する者に永遠の御国を相続させることです。そのためにこそ、神は私たちを聖別されたのです。また地上での様々な試練をとおして、私たちの信仰を精錬し、純粋なものとし、私たちを神の国を受け継ぐにふさわしい者として整えようとされるのです。
(2023年5月21日の礼拝説教要約 説教者:高森真理子師)