私のたましいは黙ってただ神を待ち望む。私の救いは神から来る。神こそわが岩わが救いわがやぐら。私は決して揺るがされない(詩篇 62篇1〜2節)
1.立ち止まる
立ち返って落ち着いていれば、あなたがたは救われ、静かにして信頼すれば、あなたがたは力を得る。(イザヤ書 30章 15節)
「黙って」とは「立ち止まって」と捉えることができます。あわただしい日常の中で、その足を止め、その手を止め、その目をただ神に向けるのです。私たちの頭が自分の計画でいっぱいになっている時、私たちの心が不安でいっぱいになっている時、神の「かすかな細い声」(Ⅰ列王19:12)は私たちの耳に届きません。神の前に静まりましょう。
2.心を注ぎだして祈る
民よどんなときにも神に信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神はわれらの避け所である。(詩篇 62篇 8節)
神を待ち望むとは、神の前に心を注ぎ出して祈ることです。その心が空っぽになるまで祈るのです。全ての不平や不満、恐れや悲しみ、痛み苦しみを、神の前に注ぎ出すのです。そのようにして、空っぽになった心に神はご自身の聖い霊を注いでくださいます。そして、私たちを聖霊に満たし、新しい力を新しい命を与えてくださるのです。
3.神にのみ期待する
それゆえ主は、あなたがたに恵みを与えようとして待ち、それゆえ、あわれみを与えようと立ち上がられる。(イザヤ書 30章 18節)
「救いは神から来る」ことを決して忘れてはなりません。それ以外の何かに解決を求めても、それは一時的であったり、またそれは私たちを滅ぼすための罠である可能性もあります。神様は私たちを恵もうとあわれもうと待っておられる方、喜んで与えて下さる方です。そのことを信じ、私たちはキリストの血を携え、大胆に神のみもとに近づくのです。
(2023年1月29日の礼拝説教要約 説教者:高森真理子牧師)