Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

悪霊を制する権威

聖書箇所:マルコの福音書1章21節~28節

私たちに与えられている権威を理解し、それを用いることを学びましょう

1.権威とは何か?

私自身の下にも兵士たちがいて、その一人に『行け』と言えば行きます...『来い』と言えば来ます。マタイ8:9

イエス様がカペナウムの会堂で教えられた際、それを聞いた人々は律法学者には感じなかった「権威」を感じました。「権威」とは何でしょう?それはひとことで言えば「従わせる力」です。しもべを癒やしてくださいとイエス様に願った百人隊長は異邦人であったにも関わらずイエス様がもっておられる「権威」についてよく理解していました。

2.悪霊を制する権威

「これは何だ。権威ある新しい教えだ。この方が汚れた霊にお命じになると、彼らは従うのだ。」マルコ1:27

教えを聞いたカペナウムの住民はイエス様に感じた「権威」が、神の権威であることをその直後に起きた出来事に目の当たりにします。その場にいた悪霊につかれた人が叫び出した時、イエス様が悪霊に「出ていけ!」と命じられると悪霊は出ていったのです。イエス様が悪霊を従わせる力、すなわち「神の権威」を持っていたことの証明でした。

3.イエスの御名によって

それは...彼らを遣わして宣教をさせ、彼らに悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。マルコ3:14〜15

イエス様は弟子たちを宣教に遣わす際、彼らに悪霊を追い出す権威を与えられました。そして、弟子たちはイエス様の御名を用いるときに、悪霊どもが自分たちに服従することに驚いたのです(ルカ10:17)。そのイエス様の御名の権威を私たちもまた用いることができるというのです。それがイエス様の約束されたことです(マルコ16:17)。

(2023年11月26日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)