聖書箇所:ヨハネの手紙第一3章4節~10節
クリスチャンと罪との関係について、理解を深めましょう
1.罪とは?
罪を犯している者はみな、律法に違反しています。罪とは律法に違反することです。Ⅰヨハネ3:4
神が定められた神の国のルールを破ることが聖書が言うところの罪です。ですから、日本国が定めたルール(法律)を犯していなくても、神の国のルールに違反していれば、それは罪です。十戒はそのルールの代表的なものですが、表面上それを守っているように見えても、その本質的な部分を守ることができている人はひとりもいません。
2.罪を犯しません?
キリストにとどまる者はだれも、罪を犯しません。罪を犯す者はだれも、キリストを見たこともなく、知ってもいません。Ⅰヨハネ3:6
「クリスチャンは罪を犯さない」となると、私はクリスチャンではないのかもしれない、と不安に思うかもしれません。私たちは神の基準に照らし合わせるならば、多かれ少なかれ日々罪を犯している者だからです。しかし、クリスチャンであるならば罪を犯した時に悔い改めるはずです。すなわち「罪にとどまり続けること」はしないはずです。
3.罪を犯せません?
神の種がその人のうちにとどまっているからです。その人は神から生まれたので、罪を犯すことができないのです。Ⅰヨハネ 3:9
「神の種」とは「神の命」であり「聖霊」のことです。聖霊が私たちのうちにおられるなら、罪にとどまり続けることはできません。聖霊は私たちに罪を示す方であり、ゆえに、私たちは罪にとどまり続けることを不快に感じるようになるからです。もし、平気で罪を犯し続け、そこに喜びを感じているならば、その人はクリスチャンとは言えません。
(2023年4月16日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)