テキスト@Ⅰヨハネ3章4節他 高森恒喜牧師
罪について3つの側面から理解を深めましょう
1.行為としての罪
罪とは律法に違反することです(Ⅰヨハネ3:4)
聖書の中において最もシンプルな「罪」の定義。それは「律法違反」です。具体的には神が定められたルールを破ることです。たとえば、十戒にある「殺してはならない」「盗んではならない」というルールを破れば罪人(つみびと)とされるわけです。これらの罪は行為における罪と言えるでしょう。
2.性質としての罪
善を行いたいと願っている、その私に悪が存在するという原理を、私は見いだします(ローマ7:21)
なぜ、私たちは罪を犯してしまうのでしょう?それは私たちのからだに「悪に傾く傾向(創世記6:5)」、すなわち「罪の性質」が存在するからです。それが故に、私たちは自分が心の底では行いたいと思っている善を実践することができないのです。
3.状態としての罪
すべての者が離れて行き、だれもかれも無用の者と(詩篇14:3)
人間に「罪の性質」が宿ってしまった理由。それは、私たちが創造主なる神から離れてしまったところにあります。すなわち、人間が神から離れてしまっている状態こそ、罪の根源なのです。イエス様は十字架のみわざによって、創造主なる神と私たちの関係を回復させ、私たちをすべての罪から解放してくださったのです。
(2021年7月4日の礼拝説教要約)