Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

死に至る罪とは?

聖書箇所:ヨハネの手紙第一5章16節~17節
「死に至る罪」また「死に至らない罪」とはどのような罪なのでしょう?

1.罪とは?

罪を犯している者はみな、律法に違反しています。罪とは律法に違反することです。Ⅰヨハネ3:4

聖書における「罪」とは何か?それは「神が定められたルールを破ること」です。神が定められたルールの代表は「十戒」ですが、それだけでも、完璧に守れている人はいないでしょう。イエス様の「人を憎む者は人殺しと同じ」という教えからすればなおさらのこと。全ての人は神の前にみな罪人であり、赦し(贖い)を必要としているのです。

2.罪に定められることはない

こういうわけで、今や、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。ローマ人8:1

私たちは「かつては自分の肉の欲のままに生き、肉と心の望むことを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした」(エペ2:3)が、イエス様の十字架の血によって贖われました。私たちの過去・現在・未来、全ての罪は十字架によって処分されたのです。ですから、私たちは決して罪に定められることはありません。

3.死に至る罪

真理の知識を受けた後、進んで罪にとどまり続けるなら...焼き尽くす激しい火を、恐れながら待つしかありません。ヘブル10:26〜27

「死に至る罪」とは何か?それは「聖霊にあずかる者になって」(へブル6:4)から、つまり、クリスチャンになってから、創造主なる神の偉大さ、素晴らしさを知った上で、積極的に罪に関わり続けること、と捉えることができます。本来は「御使い」であったサタンに悔い改めの機会が与えられなかった理由もここに推測することができます。

(2023年8月6日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)