朝、犬の散歩に出たばかりの、高校生だった娘が、やけに早く、しかも動揺した様子で戻って来ました。顔が真っ青です。
何事?事件でも目撃した?と思いながら、尋ねると。
お金を拾った・・・
いくら拾ったの?
い、一万円・・・
え?一万円? 千円じゃなくて?
見ると娘の手に握られているのは、確かに、一万円です。
なるほど、高校生で、初めての拾得物が一万円だったら、動揺するかもしれません。
ただ、一番動揺しているのは、一万円を落とした人でしょう。すぐに、警察に届けました。
そして、三ヶ月後、めでたく・・・ と言うのははばかられますが、娘のお小遣いになったのでした。
「知れ、主はご自分の聖徒を特別に扱われるのだ」(詩篇4・3)