Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

人はなぜ嘘をつくのか?

ピノキオ

なぜ人は嘘をついてしまうのか?どうすれば霊的生活をおびやかす嘘を遠ざけることができるのか?学んでまいりましょう。

1.アブラハムの嘘(保身)

人々が私の妻のゆえに私を殺すと思ったのです(創世記20:11)

「信仰の父」と称されるアブラハムですが、彼にも人間的な弱さや醜さがありました。彼は自らの命を守るために妻サラのことを妹と偽り、彼女がアビメレク王に召し入れられた時も傍観していたのです。人間の持つ「安全欲求」に抵抗することは簡単なことではありません。しかし、私たちが真実な行いに生きるためには自らの命を捨てる覚悟が必要です。

2.ゲハジの嘘(利得)

私は彼の後を追いかけて、絶対に何かをもらって来よう(Ⅱ列王5:20)

ナアマン将軍からの贈り物を拒否した預言者エリシャ。それを見ていてなんと勿体無いと思ったエリシャのしもべゲハジは欲にかられ、嘘をついてそれを我が物としたのでした。現世の利益に目を奪われ心を奪われている間は私たちは神の前に正しい判断をすることは出来ません。真実を貫くためには時には損することを選び取らなければなりません。

3.アナニアとサッピラの嘘(虚栄)

アナニアという人は代金の・・・一部だけを持って来て、使徒たちの足もとに置いた(使徒5:1)

アナニアとサッピラは土地を売り、その代金の一部を献金しました。その時に彼らは、献金は土地を売った代金の一部であるのにそれが全額であると嘘をついたのです。それは虚栄心から出た嘘でした。偽りで飾り立てられた信仰は神に受け入れられません。神の目ではなく、人の目を気にする信仰は真実ではありません。

説教者:高森恒喜師

(20197021礼拝説教要約)

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