聖書箇所:マルコの福音書1章9節~10節
イエス様が公生涯に入られる際の出来事から学んでいきましょう
1.ガリラヤのナザレから
イエスはガリラヤのナザレからやってきて。マルコ1:9
イスラエル北部ガリラヤ地方のナザレ。イエス様が幼少期から青年期を過ごされた町です。この町がキリストの出身地として選ばれたことにも、私たちは神の謙遜を見出すことができます。というのも、ガリラヤの人々は特にエルサレムのユダヤ人から見下されていたからです。しかし、キリストはあえて見下されている民とともに過ごされました。しかも貧しい一介の大工として、家族を支えておられたのです。
2.バプテスマのヨハネから
ヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けられた。マルコ1:9
罪のないお方であるイエス様が「悔い改めのバプテスマ」を受ける必要はありませんでした。バプテスマのヨハネもそう思いました。しかし、イエス様は「正しいことをすべて実現することが、わたしたちにはふさわしい」(マタ3:15)と水のバプテスマを受けられたのです。つまり、イエス様は模範となられたのです。そして、私たちは日々イエス様を模範として生きるよう召された者たちなのです。
3.天から御霊が
イエスは、水の中から上がるとすぐに、天が裂けて御霊が鳩のようにご自分に降って来るのをご覧になった。マルコ1:10
ヨハネから水のバプテスマを受けた際、御霊が鳩のようにイエス様に降られたのは、イエス様がキリストであることの証でした。またそれはイエス様が完全な人として、聖霊を受け、聖霊に満たされることによって、与えられた使命を果たされたことの証でもあります。イエス様は聖霊に満たされるために朝に夕に、時には徹夜し、断食し祈られました。
(2023年10月15日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)