キリストの復活はクリスチャンにとってどのような意味があるのか確認していきましょう。
1.初穂としての復活
死者の復活がないのなら、キリストも復活されなかった(Ⅰコリント15:13)
パウロは「死者の復活はない」(Ⅰコリント15:12)という人々を非難しました。
ここでの「死者の復活」は新改訳聖書の脚注にあるとおり「死んだ人々の復活」です。それはクリスチャンの復活のことであり、キリストの復活のことではありません。
すなわち、キリストの復活はクリスチャンの復活と切り離して考えることはできないとパウロは語ったのです。
2.サタンの最大の嘘
悪魔は・・・偽りものであり、また偽りの父である(ヨハネ18:44)
サタン(悪魔)が私たちを攻撃するための手段は「偽り」です。アダムとエバもイスカリオテのユダもサタンの「偽り」によって身を滅ぼすことになりました。
サタンは最も嘘が得意な存在です。そのサタンの最大の嘘偽りが「復活はない」という嘘です。キリストの復活はない、クリスチャンの復活もない、という偽りが人類を滅亡へと導くのです。
3.人間の最大の問題は「死」
死の恐怖につながれ・・・た人々を解放し(ヘブル2:15)
人間にとって1番大きな問題は「死」です。それは創造主なる神から永遠に引き離されることの象徴でもあります。
キリストはその問題を解決するために私たちのために十字架に死なれ、そして三日目に復活されたのです。
日常の中で忘れがちですが、私たちにとって死こそ最大の絶望であり、復活こそ最大の希望であることを心に刻みましょう。
説教者 高森恒喜牧師
(20180401礼拝説教の要約)