Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

行いと真実をもって

聖書箇所:ヨハネの手紙第一3章11節~18節

行いと真実をもって愛することは、決して難しいことではないことを知りましょう

1.カインのようにではなく

カインのようになってはいけません。Ⅰヨハネ3:12

ヨハネは私たちに「カインのようになってはいけません、イエス様のようになりなさい」と教えましたが、そこには「人を自分のために犠牲にする者ではなく、自分を人のために犠牲にする者になりなさい」との使信も含まれています。愛には必ず犠牲が伴います。犠牲の伴わない愛はありません。アベルは最高の犠牲を捧げることによって、カインは最低の犠牲を捧げることによって、自らの神への愛を表明したのです。

2.死からいのちに

私たちは、自分が死からいのちに移ったことを知っています。兄弟を愛しているからです。Ⅰヨハネ3:14

「神を愛すること」と「人を愛すること」とは一つです。なぜなら、「神を愛すること」とは「神の命令を守ること」であり、神の命令とは「人を愛すること」だからです。だからこそ、私たちは「人を愛すること」によって、自らが神にとどまっていることを知り、サタンの支配から神の支配へ、死からいのちへと移されていることを確認するのです。

3.行いと真実をもって

子どもたち。私たちは、ことばや口先だけではなく、行いと真実をもって愛しましょう。Ⅰヨハネ3:18

「キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました...私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。」(Ⅰヨハ3:16)と聞くと、かなりハードルが高く感じられます。しかし、その愛の実践は第一ヨハネの3章17節にあるように、助けを必要としている人に、与えらている能力に応じて手を差し伸べるところから始まるのです。

(2023年4月23日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)