Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

信仰のために戦いなさい

聖書箇所:ユダの手紙1章1節~16節
私たちの戦いは与えられた信仰を守り抜く戦いであることを覚えましょう

1.信仰は戦いである

私は勇敢に戦い抜き、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。Ⅱテモテ4:7

ヤコブの兄弟ユダがユダの手紙を書いた目的は「信仰のために戦うよう勧める」(ユダ4)ためでした。私たちの戦いは「信仰を守り通す」ための戦いです。死に至るまで忠実に信仰を守り通す者にこそ「いのちの冠」が与えられるのです。サタンはそうさせまいとあの手この手で私たちを惑わそうとしてきます。私たちは決して油断してはなりません。

2.自由と放縦

では、どうなのでしょう。私たちは律法の下にではなく、恵みの下にあるのだから、罪を犯そう、となるのでしょうか。ローマ6:15

「ある者たち」はなぜ「恵みを放縦に変え」(ユダ4)たのか?それは彼らの「救い」に関する誤解があったからです。彼らはキリストの「律法からの解放」には「道徳的規律からの解放」も含まれると考えたのです。結果、クリスチャンになったら、その後、不品行な生活を送り続けても、天国は保証されると考え、またそれを教えたのです。

3.選びの民からの選び

彼(カレブ)が踏んだ地を、わたしは彼とその子孫に与える。彼が主に従い通したからだ。申命記 1章 36節

「イエスは民をエジプトの地から救い出しましたが、その後、信じなかった者たちを滅ぼされ」(ユダ1:5)た事実を私たちは厳粛に受け止めなければなりません。神は選びの民の中から、さらに民を選ばれたのです。約束の地、新天新地に入るための条件は「選びの民」であることだけではありません。「最後まで従い通す」ことが含まれているのです。

(2023年9月3日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)