Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

霊能者に聞いてはならない理由

聖書箇所:申命記18章9-13節
なぜ神は霊能者の存在を許されないのでしょうか?

1.死者との交信は禁じられている

呪文を唱える者、霊媒をする者、口寄せ、死者に伺いを立てる者があってはならない。申命記 18章 11節

霊媒や口寄せとは死者などの霊と交信して、メッセージを伝える人たちのことです。最近ではそのような人たちのことを霊能者と言ったりしますが、聖書は死者の霊と交信すること自体禁じていますので、その媒介者たる霊能者が存在することを許されません。たとえ彼らが人格者であり、その霊能によって救われたという人があったとしてもです。

2.霊能者が見る世界が真実とは限らない

後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。テモテへの手紙第一 4章 1節

「世全体は悪い者(サタン)の支配下にある」(Ⅰヨハネ5:19)こと、またサタンは「全世界を惑わす者」(黙示12:9)であることを忘れてはなりません。霊能者は確かに何かしらの霊的な世界を見ているのでしょう。しかし、それはサタンによって捻じ曲げられた世界であり、そこに真実はありません。悪霊は死者に扮することもできるのです。

3.イエス様だけが私たちの指導者である

生きている者のために、死人に尋ねなければならないのか。ただ、みおしえと証しに尋ねなければならない。イザヤ書 8章 19〜20節

霊能者と呼ばれる人がどんなに素晴らしい能力を持っていたとしても死者の霊に尋ねることは私たちがすべきことではありません。一度でも霊能者の言うことに耳を傾けてしまうと、その人の言うこと全てが真実のように思えて来るものです。私たちが尋ねるべきは神のみことばであり、私たちが従うべきは主イエス・キリストです。

(2024年2月4日の礼拝説教要約 説教者:高森恒喜牧師)