ある米国の精神科医が、四六時中、頭の中で「声」が聞こえるという患者を診た時のことです。その人にはそれ以外、精神病の症状は見られません。
このケースは悪霊の影響かもしれない。クリスチャンである医師はそう思いました。
彼は、悪霊追い出しなどの類は、あまり信じていない人でしたが、これまでの精神科医としての経験から、そう思うようになっていたのです。
彼は初めて心の中でこう祈りました。
神様、私にはどうすればいいか分かりません。あなたが「声」を止めてもらえないでしょうか?
すると、すぐに、患者が目を丸くして言ったのです。先生、今何かしました?二十年間絶えず聞こえてた「声」が止んだのです。
祈りには力があります。小さな祈りでもです。
祈ることを止めてはいけません。
補記
今回の「編集後記」は「こころの解放 」に記されてる短いエピソードの一つを、週報の紙面の都合で、さらに短くまとめたものです。
「こころの解放」の著者によると精神的には全く正常であるにも関わらず「声」が聞こえるなどの症状がある人は、他にもオカルト的現象(心霊現象、超常現象)を経験している場合が多いとのこと。
ポルタ―ガイストとか、テレビ番組から霊が出てきて居間を歩き回るとか、いろいろとあるみたいですね。
貞子さんだか花子さんだかが登場されるホラー映画が思い出されます(CMでしか見たことはありませんけど)が、あれって、単なる作り話じゃなかったのね、と思うとゾッとしますね。
特に故意にオカルト的な事柄に手を出している人ほどそんな経験をしているらしいですから気を付けましょう。
占いとか、こっくりさんとか、霊媒師(霊能者)などに関わることはもちろん、オカルトなどをテーマとしたものだけでなくとも、暴力とかセックスとか、クリスチャン的に言えば、神に喜ばれないテーマが盛り込まれた娯楽(映画、漫画、ゲームなどなど)も避けないと、悪霊に付け込む隙を与えてしまうかもしれません。