Nichinan Chapel

飫肥杉香る礼拝堂 日南チャペル

編集後記

三つの言葉

拡大宣教学院(神学校)時代に言われたことで、度々、思いかえす言葉が三つあります。 一つは「話すように歌い、歌うように話せ」との学院長の言葉。人前で歌うことはありませんが、説教の奉仕の度に意識する言葉です。 二つ目は「叱られやすい人になれ」と…

本末転倒?

「腕立て伏せ」を10回以下しかできない人と41回以上できる人で、後者が96%も回避できるリスク。それは「心臓疾患」。 これは10年にわたる追跡調査の結果として、アメリカの医学雑誌に掲載されたものです。 との記事を目にしました。これまでも運動不足解消…

私、可哀想

豆苗が好きです。調理法は塩バター炒めが最高。もやしよりはお高めですが、根の部分を残し、水に付けておけば再収穫できます。なので、買値が百円でも、二百円の価値があるように思え、お得感もある。 豆苗を手にそんなことを妻に話すと「私には五十円の価値…

過ぎる嫌いのある

M牧師が赴任先の近所の教会を挨拶に訪ねた時のこと。 その教会は異言を強調しすぎる嫌いのある、その他にも異端とまでは言わないけれど、限りなく異端に近い教えをする教会。 その教会のB牧師、M師が「初めまして」と挨拶をするなり「バラバラバラ(仮)…

言っちゃ悪いけどオジサン

小学生の頃、行きつけの床屋の理容師さんを「言っちゃ悪いけどオジサン」と呼んでいました。 言っちゃ悪いけど… と前置きして 「君の頭のここ、ちょっと凹んでるんだよね」 とか 「変なとこにもう一つ、つむじがあるんだよね」 とか 「ちょっと、おでこが広…

プチ、ムキ、ガチ

「プチ」の由来をご存じですか?プチ家出、プチ断食、プチ整形の「プチ」です。実はこれフランス語の「Petit(小さい、些細な)」がその由来。 類するものでは「ムキ」。「筋肉ムキムキ」の「ムキ」。これは「Mucki(筋肉)」というドイツ語に由来するとか。…

味わったことのない種類の激痛

40年以上前の正月。家族で熊本は御船町の父の実家を訪ねた時のこと。 広い庭を散策していた幼い私は片隅に、うちわのような形をした肉厚の植物を見つけました。 気持ちよさそう。その感触を確かめようとその大きなうちわを小さい手でぐっと握りました。 分か…

スマホを探す

父も来年で八十二歳。年のせいで部屋が片づけられないというので、手伝って来ましたが、片づけられないのは、今に始まったことではありません(笑) 財布が無いと右往左往し、年のせいだと言ってましたが同じ光景を子どもの頃からよく目にしていました。 確…

水曜日のなぞ

ある夫婦の話し。 夫には長年の疑問がありました。いつか妻に聞こうと思いつつ、聞きそびれ、いつしか二十五年の歳月が… その長年の疑問とは何か。 それはどうして水曜日の晩飯はいつもカレーなんだろう?というもの。 今さら妻に聞くのも… とあるバラエティ…

お迎え?

お迎え?と思うことがありました。 昔から不整脈気味ですが、数カ月単位のことで気にしてませんでした。 しかし、今月一日の冷え込んだ晩から急に、数時間ごと、さらには数分ごとと不整脈の頻度が高まり、今にも心臓が止まりそうな感覚に。 床について目覚め…

悲しい時~

来月から冷え込むみたいだよ。 寒い季節は切ない気分になったりするよね・・・ 助手席の妻に言うと、 え?ならないよ(; ・`д・´) とのお答え。 え?ならないの? 秋めいてきたら物悲しくなるとか、春めいてきたらワクワクするとか。 え?季節で気分が変わる?…

たぶんもっと走るよ

「今、君が乗っているクルマはリッター何キロ走る?」 免許を取って間もない頃、ある人に尋ねられ、全く把握してなかったので 「分かりません」 と答えると、それぐらい把握しといたら?と、少し皮肉めいた口調で言われました(ちなみに今の愛車はリッター約…

世界人口の急増と世の終わり

ここ40数年ほど、日本の人口はほぼ横這い。ここ日南では毎年人口が減少するという中、世界人口はついに80億を突破。 40数年前、世界の人口が46億と知り子どもながら驚き、圧倒され、またワクワクしたものですが、そこからさらに34億を加え、今や8…

最強の軍隊となる素養

どのような経緯かは分かりませんが、ある日本人が米国で短期の軍事訓練を受けた時のことです。 訓練には複数の日本人が参加。現役の自衛官と警察官がひとりずついましたが、その他は普通の民間人。 それにも関わらず、訓練初日に教官(元英国特殊部隊)が、…

ひょっこりはん

小学校低学年の頃のある日、私はオイオイ泣きながら帰宅しました。 玄関を入るとたまたま父がそこにいて、どうして泣いてるんだ?と聞くので、実はかくかくしかじかで同級生と口喧嘩になり、その同級生に殴られたんだ、でも、僕は殴り返さなかった、と話すと…

てげよだき~

言葉の共有と共感が密接につながるのを体感したのは、県外に出て働き始めてすぐのこと。 特に労力と時間がかかる作業を前に同僚に 「てげよだき~」 と言おうとして私は、ハッと気づいたのです。 ここにはこれを理解できる人がいない… 意味は宮崎弁で「すご…

大事なのはどう付き合うか

はからずも猫の多頭飼いをするようになり、悟らされたことがあります。それは生まれ持った「気質」について。 同じ猫でも怒りっぽい子もいれば、おとなしい子もいて、物怖じしない子もいれば、臆病な子もいて、食に執着する子もいれば、そうでない子もいて、…

癒されること、癒されないこと

足が不自由な、あるふたりの男性それぞれの「癒し」に対する姿勢に考えさせられたことがあります。 ひとりはクリスチャン。自分が癒されることが神の御心。癒されないことが神の御心であるはずがないと頑なに信じておられました。 もうひとりはノンクリスチ…

中の人は関西人らしい…

ここ最近の翻訳ツールの精度向上には目を見張るものがあります。短文だけでなく長文も見事に訳してくれて、感動することもしばしば。それも無料で使用できるのですから、本当にありがたい。 ただ翻訳ツールによって、得手不得手もあるようで、たとえば長文を…

神が前進をはばまれる時

不燃物処理場。まず車ごと計量。建物に入り、ゴミを降ろし、再び計量して終了、がいつもの流れ。 しかし、コンクリートブロックの持込だったからか、計量後百㍍ほど下った埋め立て場に案内されました。 瓦礫の山。誰もいません。ブロックを投げ散らかしスト…

「ぼやき」が昇華されると何になる?

某ラジオ番組の電話相談コーナー。相談者は五〇代男性。 「日記に書いた妻の悪口を本人に見られた。妻は怒り心頭。これって悪口を書いた自分が悪い?勝手に日記を見た妻が悪い?」。 聞くと悪口というより「自分ばかり働かされて馬鹿らしい」とか「家事に細…

「臨死体験」信じる?信じない?

「臨死体験」はあまり信じないほうが無難です。それがクリスチャンの「臨死体験」であったとしてもです。 天国がどんな所だったか、そこでイエス様とどんな会話をしたか、その詳細が感動的な証しとして紹介され、それなりの説得力があり、魅力的であってもで…

神に国に住んでいるかどうかは何で分かる?

中学生ぐらいだったでしょうか。テレビで漫才を見ていた時のことです。あれ?全然分からない…と戸惑ったのは言葉のアクセントの違いに焦点を当てた漫才。 観客は大受けなのですが、私には全くピンと来ません。その時初めて、自分がアクセントに無頓着なこと…

主の守りを信じつつも、万全の対策を

先週月曜日、夜中3時に覚醒。それに気づいた愛猫が腹が減ったと言うので起きて餌やり。手を洗おうと水栓を開くと、蛇口の先が 「すんっ」 と言ったきり、何も出てきません。断水です。 地震でもないのに?何か広報あった?誰かの悪戯?飲水は?トイレは?風…

神のふところに安らぐための秘訣

子供の頃から寝付きはあまり良くなく、まず、寝る体勢が整うまでに時間がかかりそこから入眠するまでさらに時間がかかりおまけに夜中は度々覚醒。 反対に2歳下の弟は即入眠、朝まで熟睡。羨ましいやら、腹が立つやら(笑)なので、小3ぐらいの時、弟に尋ね…

変わらない部分に本質がある

旧統一教会が現在の団体名に正式に改名したのは2015年。それまでの「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」になりました。霊感商法問題でついてしまった悪印象を払拭したかったのでしょう。 確かに字面が変わったことで印象もだいぶ変わりま…

ワイルドかマイルドかと問われるなら

ワイルドかマイルドかと問われるなら、妻は間違いなくワイルドです。 結婚まもないある夏の日。キンキンに冷えた氷水に入っているはずのソーメンが、氷を作り忘れたとのことで、ぬるい水の中を漂っていたあの昼下がり。 私のテンションがダダ下がりになった…

カルトを見分ける基準

安倍元首相の銃撃事件を機に旧統一教会と政界のつながりが明るみに出る中「カルト問題」についてもメディアで多く取りあげられるようになっています。 「カルト」とは何か?実はその定義は様々なのですがフランスの「反セクト法」に記される、このような行為…

隠れ支配的な人たち

20年近く前、家で生まれた4匹の子犬の里親候補を募っていた時のことです。 最初に来られたのは若いご夫婦。しばらく子犬たちを見て、優しそうなご主人が奥さんに言いました。 「好きな子を選んで」 奥さんは嬉々として「じゃ、この子」と指さすと 「ん~、そ…

あの人〇ソ〇〇アって言った?

「このクソババア!」 レジを終え、袋詰めをしてると背後からの怒号。声の主は細身で小柄な金髪おじさん。レジ打ちをされていた店員さんへの捨て台詞でした。 見たところ私より5歳は年上のおじさんです。耳を疑った私は隣にいた娘に「今、あの人クソババアっ…